うつ病の種類

うつ病は、症状のあらわれ方によって大きく5つに分類されます。

・大うつ病

・軽症うつ病

・気分変調症

・躁うつ病

・季節性うつ病 

大うつ病は、周囲からも何か様子がおかしいと分かるくらい強いうつ状態が長期間続くものです。

この大うつ病になると、睡眠障害に陥ったり、食欲が低下したり、あらゆる物事に対して興味がなくなったりします。

軽症うつ病とは、日常生活に支障をきたすことはない軽いうつ症状のことをいいます。

軽症うつ病の人は仕事を普通にこなすことができるので、周囲の人が見て様子がおかしいと気付くことは少ないですが、本人は常にうつ病と戦っている場合が多いです。

この軽症うつ病は本人も病気に気付かないケースが多く、そのまま何も対処をしないと症状がどんどん悪化していくため注意が必要です。

気分変調症とは、軽いうつ症状が2年間以上続く状態のことをいい、何をしても楽しめず、興味もわきません。

躁うつ病とは、必要以上に元気になる躁状態と気分が落ち込むうつ状態を交互に繰り返す症状をいいます。

気分の落差が激しいので、周囲に迷惑をかけることもあり、自分でも感情のコントロールができなくなります。

季節性うつ病とは、特定の季節限定でうつ状態になることをいいます。

その季節が過ぎると回復するため、治療を行わない人が多いのが現状となっています。